今年の瀬戸内国際芸術祭2013は、滞在期間が短かったため直島などのメジャーサイトを避けて、小豆島をメインに巡った。
中でも、坂手港エリアには見応えのある作品が集結。坂手港フェリーターミナル待合所の壁面に描かれたヤノベケンジの『小豆島縁起絵巻』は、晴天の青空によく映えてとても印象的。
後から分かったのだが、この作品はヤノベが描いたのではなく、絵師の岡村美紀の手によるもの。ノアの方舟もテーマのひとつとなっている壮大な絵巻物は、高さ5×幅35メートルもの巨大な壁画だ。隣接する灯台跡のTHE STAR ANGERと一体となって、ヤノベワールドが繰り広げられる。この作品はミラーボールとなっているので、ぜひ夜のイベントでの煌めくシーンを見たかった。